100メートル走、個人、夜

 人生のある時期の記憶にガッシリ根をおろしたアルバム5まい。
 どれも死ぬほど聴きマシタ・・。



 ①高校時代の投げやりな鬱屈と。いま最初に頭に浮かんだ曲は「何処へでも行ける切手」。

筋少の大車輪

筋少の大車輪


 ②大学時代の幸福な記憶と。何かのサークルのボックスで聞き、カート・コヴァーンの名前も自殺も知らなかったけど、「ひきこまれる」と隣りでその子がいい、ぼくもそう思い、好きだった、それは『インプラグド』だったけど、一番聞いたのはこれ、一番最初に思い浮かんだのは「Rape Me」。

In Utero

In Utero


 ③大学院時代の出口のない淫猥なもがき方と。市ヶ谷から外堀公園を歩き続ける自分の後ろ姿が俯瞰図で。外界を遮断する武器として。浮かんだ曲は「ラッキー」。

OK コンピューター

OK コンピューター


 ④アルバイトや日雇を続けた時期の無感覚と。夜中に警備員で連日横須賀へ通った時の電車内。足元のかばん・・。いま最初に頭に浮かんだ曲は「アルカディア 」。

3

3

 ⑤障害者デイサービスに日々通い続けた頃のブルーな記憶と。朝、自宅前の急な坂道を自転車押してく疲労感。いま最初に頭に浮かんだ曲は「ウォーキング・イン・ザ・リズム 」。

宇宙 日本 世田谷

宇宙 日本 世田谷