…[ひきこもり系][当事者主権]読んだあとの、助走ノート(4月22日の追記)

 その後『不登校は終わらない』を読んだ。また東京シューレのコメントや、その他ネット上の文章も幾つか読んだ。


 まず、確認すること…。


 (1)杉田は、不登校の問題を、本当に切実に考えてはいない(感覚的に、実感できない)。
 (2)不登校のことが自分の感覚の暗部=ブラインドになっているのは、自分が学校で特別な苦労もせず、比較的順調に大学から大学院まで進んだ、進める条件他に恵まれた、という学歴のあり方と結びついている。
 (3)その事実を卑下するのも違う。
 (4)ぼくは不登校的なものを「繰り込む」(わかったつもりになる)ことは出来ないが、自分の中にブラインドがあり、自分の認識は常に誤差を生じさせる、という事実=偏光だけは繰り込みうる。