2017年を振り返ると

 今年は『宇多田ヒカル論』『ジョジョ論』『戦争と虚構』と、3冊も本が出せました。ありがたいことです。「2017年は文芸評論元年にする」と宣言していましたが、予定とはちょっと違う形になったものの(『柄谷行人論』の連載をするはずだった)、ふりかえれば津島佑子高橋和巳高橋源一郎村上春樹筒井康隆法月綸太郎笠井潔スティーヴン・キングなど、まあ、広い意味での文芸評論を書き継ぐことができました(映画だけど北野武論と松本人志論も書いた)。ざっとカウントしたら、それらだけで500枚ほどあったので、ちょっとは頑張って物書きとして労働できたみたいです。ただし『戦争と虚構』の作業が大体終わった10月頃から、3ヶ月ほど、完全に何も書けず・できず・動けずになっています。エネルギーが切れたようです。そんな感じですが、来年も地味に頑張りますので、よろしくどうぞ。