さまざまな眼143 古谷利裕・展

 地元で古谷さんの展覧会が。久々に絵を見に行こうかな。

http://homepage2.nifty.com/k-bunkazaidan/samazamaname.htm
 4月21日(木)〜5月17(火)
 かわさきIBM市民文化ギャラリー(川崎市川崎区日進町1-14)TEL044-233-3400
 午前11時〜午後7時(会期中無休)


↓以前(2002年)、ギャラリーGANでの展覧会で、会場の冊子で以下の文章を読んだ時、我に返ったみたく周りの壁にかかった絵画を見回し、また古谷さんの日々綴られる膨大な分量の日記に思いをめぐらし、ちょっとだけ、ぞっとしたんだった。その頃のじぶんは、本当に、本当に自分の中でも、相対的にだけど空虚な、空虚なとしか感じられないような、空虚と思い込むことでしか自分を保てないような、そうしないと魂を保てないと思い込んでいたような、そんな日々なんだった・・。いや、それはもちろん今の・未来の自分と地続きなんだけど。でも、ぼくはこの「ぞっとする」感覚に――あえて?どうしようもなく?――とどまり続ける人の存在、その日常生活を思って、それとは少しべつの「ぞっとする」感覚を味わい、いや味わったような――感覚がちょっとあり…、その先でぼんやりと、こんな凄まじい「空虚」に刻々と絶え続けること、とどまり続けることが本物の「思考」なのか、この「空虚」さえも粉々に打ち砕く何かの手ごたえを真にえぐり出すことが本物の「思考」なのか、どちらの「思考」が《現実》を見ないで済ませているのか、自分の中できちんと腑に落とせていないのだ、とも感じた。感じたような気がした。・・これは、ただの、雑感・・。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/wildlife/imaya.html