障害者福祉の仕事について、自分の信じるべき方向性を見失っている感じがする。単純に、経営・経済的な逼塞のためかもしれないけど。何に重点を置き、力を注いでいいのか、わからなくなってしまった。何をしても間違う気がするし、といって「何もしない」でも間違う気がする。複合的な要因から来るらしい鬱っぽい霧から抜けられない。今はただ、自分も支援費の稼動時間数(ヘルパー)を増やし、事業所の収入を増やす位しか確実に出来ることが見当らない。この3年間現場に飛び込み無我夢中だったが、自分の足場をきちんと見直すべき時期かも知れない。*1

*1:少し前の日記欄で「舵をきる方向がすっと決まった」と書いたけど、それは「支援費関係のヘルパー事業所が、まっとうな賃金体系で維持するのは今後は無理みたい」→「ゆえに常勤職員ではなく、非常勤のヘルパーさんの給与保障を優先した方がよさそう」→「ゆえに、生活賃金が必要な人は、専門性・資格などを高め、フリーでやっていける力を蓄えた方がよさそう」……という至極月並なお話なのだった。旧来のボランティア型障害者福祉状況へ戻る。「現在の職員体制を維持する」ことは、多くの事業所にとって、殆ど不可能に見える。それを認めるのはつらいが、それをいったん認めれば、認めた上でやるべき事柄が少しは見えてくる。とはいえ、現状で、自分らの法人のために、そして何より障害者福祉状況のために、自分が何を優先的にやればいいのか、見当がつかなくなってしまったのだった。というか、自分の足場をきちんとし、継続的に障害者福祉に関わり続ける条件(と能力)を身につける方を、優先するほかないのだった。