近況



 3月半ばからもろもろあり、しばらくウェブやメールなども殆どチェックしていませんでした。連絡不通などお詫びします。


 相変わらず淡々と介護の仕事。この間、川崎市の障害児ハンドブックを作成する作業に関わり、行政・民間事業所・子育てサークルなど、あちこちに取材に行っていました。むしろ自分の足元を見つめさせられています。


 『論座』5月号で、フリーターズフリーの絡みで、大澤信亮氏が、『エクス・ポ』の佐々木敦さん、『思想地図』の東浩紀さんと鼎談をしています。ライターの中森明夫さん、岩波書店社長の山口昭男さんのFFへのコメントなどもあります。生田武志さんのHPの「近況」の4月2日のところに、もう少し詳しい雑誌の紹介があるので、ご参照を。
 『論座』全体の個人的感想は、また機会があれば。


 大澤さんのウェブにも紹介がありますが、5月にフリーターズフリーから『フリーター論争2・0』というトーク集が刊行されます(編集・発行=FF、発売=人文書院)。これはFFが編集プロダクションとして受注した始めての仕事です(ですので協同出資・協同編集のFF1号とは刊行形態が違います)。「ニート論壇vs公共的思想」「当事者主義vs理論」等というナメた立ち居地系議論がリサイクルすべき資源ごみでしかないことは、一読すれば分かると思います。詳細はまた後日。


 いくつかのウェブでちらほら宣伝されていますが、超左翼系マガジン『ロスジェネ』01号が、5月末に刊行されるそうです。僕は「誰に赤木智弘氏をひっぱたけるのか?」という原稿を寄稿しました(念のために断っておくと、僕は編集委員ではなく、単なる一寄稿者ですので)。この雑誌は確かに色んな意味でヤバめです。「超左翼」とはレフトでもニューレフトでもなく、スーパーレフトであり、超サイヤ人を思わせます。


 2冊目の単行本『無能力批評』(大月書店)は、杉田の作業遅れで多大なご迷惑をかけつつも、順調に行けば、6月*1くらいに刊行予定です。

*1:5月だそうです。