最近の書き物



 『ユリイカ』2008年6月号(http://www.seidosha.co.jp/index.php?published)に「福満しげゆき、あるいは「僕」と「美少女」の小規模なセカイ――マンガは複眼で触り続ける」という文章を書きました。今後、表現論(形式)と批評(政治)をクロスさせた場所でマンガ論を展開するための、自分なりのきっかけを掴むための文章でした。この間マンガ批評を色々読んでいましたが、大塚英志氏の批評の射程の広さと大きさに改めて驚いた次第です。違和感はあるけど。
 『季刊福祉労働』(119号、現代書館、2006年6月)に「ケア労働者にとって自立生活とは何か?――障害者介助の現場から」という文章を書きました。これも今後、ケア労働/運動についてちゃんと考えるための、暫定的きっかけ的な文章。自分は全く「運動」向きの人間ではないですが、どんな後方支援が出来るか、自分なりに真面目に考えないと。
 近畿大学の『述』02に「汝の危険な情動を信頼せよ」というアルフォンソ・リンギス『信頼』の書評を書きました。執筆はだいぶ前ですが。3月刊行と聞いてたけど、もう刊行されたのかな?


 下記のサイトで『フリーター論争2.0』の感想をすでに書いて下さっています。ありがたいです。
 http://fnfukuoka.jugem.jp/?day=20080515(小野俊彦さん)
 http://todorokite.exblog.jp/8085081/(等々力哲さん)