最近の仕事(岩明均特集)



 ◆斎藤環×杉田俊介「境界線に生きる者たち」(「ユリイカ」2015年1月増刊号)
 ◆「岩明均論のためのノート――地球外的な暴力性について」(15枚、同)


 数年前によくお世話になっていた「ユリイカ」に久々に登場できました。対談と、短い原稿を書いています。精神科医の斎藤氏は、大変聡明で、懐の深い方でした。エッセイもまあまあよく書けたんじゃないでしょうか。


 なお、11月19日に、静岡県立大学の特別講義に呼んで頂き、50名ほどの看護学生の皆さんの前で宮崎駿のこと、障害者介助や子育てについてお話しました。五歳の息子も隣りの椅子に座り(これは珍しいケースではないかしら)、とてもリラックスしてお話できました。結果的に、講義の形式自体が、隣人とは誰か、他者や子どもに寄り添われるとはどういうことか、という話の内容と(メタ構造的に)重なっていきました。僕の話の内容は忘れても、子どもに邪魔されながら何かをしゃべっていた人間がいた、ということを、学生の皆さんはいつか何となく思い出してくれるかもしれません。楽しかったです。声をかけてくれた古川文子さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。