最近の仕事(1990年代論+震災後文学イベント)
下記の論集に次の原稿を寄せています。
1990年代のジャンプマンガと、小林よしのりやヘイト系のマンガと、「批評空間」やNAMのことをトライアングル的に繋げるような何事かを書いています。特に90年代後半の「ジャンプ」暗黒期を象徴する『封神演義』の藤崎竜の重要性を強調しています。走り書き的なものではありますけれども。僕はこれまで世代論批判をデフォルトとしてきましたが、20歳の誕生日に阪神淡路大震災があり、大学通学路線のすぐそばで地下鉄サリン事件が起き、就職氷河期のど真ん中に直撃した自分は、つくづく「90年代的な空気」の申し子なんだなと感じました。
よろしければ。
◆「それから、私たちは「導なき道」を歩いてきたのか――一九九〇年代の少年マンガについて」(20枚、『1990年代論』、2017年8月23日)
- 作者: 大澤聡
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/08/28
- メディア: 単行本
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なお今月末に下記の刊行記念イベントがあります。詳細はリンク先から。
2017年8月30日(水曜日)20:00〜22:00(19:30開場)
仲俣暁生×杉田俊介×藤井義允×藤田直哉
「いま、震災後文学を読む――『東日本大震災後文学論』刊行記念」
http://bookandbeer.com/event/20170830_bt/
- 作者: 限界研,飯田一史,杉田俊介,藤井義允,藤田直哉,海老原豊,蔓葉信博,冨塚亮平,西貝怜,宮本道人,渡邉大輔
- 出版社/メーカー: 南雲堂
- 発売日: 2017/03/10
- メディア: 単行本
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