田中ユタカ『愛人(アイレン)』

 長らくブログでは紹介し損ねていましたが、田中ユタカさんの『愛人(アイレン)』はマジにヤバイ作品です。つまらない言い方ですが、生命倫理セカイ系&男性非モテの極北であり、『寄生獣』や『ナウシカ』に匹敵するマンガだと思います。主要人物はみな難病者・障害者・遺伝子改造人間です。「朝が来るまで生きてなさい/呪われたまま/赦されないまま/生きてなさい/呪われ病んで闇の中に生まれてくる子供たちを/ようこそと手を広げて迎えましょう/わたしたちが歓迎しなければどうするのです」。

愛人 2 (ジェッツコミックス)

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愛人 5 (ジェッツコミックス)

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