魔人探偵脳噛ネウロ

魔人探偵脳噛ネウロ 1 (ジャンプコミックス)

魔人探偵脳噛ネウロ 1 (ジャンプコミックス)

 ジャンプ連載の『魔人探偵脳噛ネウロ』が好きなのだった。ジョジョ魂をまず感じる。『魔少年ビーティ』っぽいが、違うのは、「謎解き」をどうでもいいと思っていること(「作者コメント」にもあるけど)。ネウロは善悪ではなく、「謎の美味さ・不味さ」(美)で対象を選ぶ。桂木弥子の異常な食欲は、ネウロのそれと並置される。作者も同じかも(これはヒッチコック的というか、謎=殺人があり探偵=読者がいる、のではなく、謎=殺人を嗜好する探偵=読者がいて謎=殺人がある、というイロニー)。世間的には、「DCS」*1が話題になっているらしい。と知った。へー。

*1:ドーピングコンソメスープの略。『ジョジョ』のトニオと『北斗の拳』のアミバの混血のような自称天才コックの「究極にして至高」の料理。この料理で「食の千年王国」を作るらしい。