最近の仕事(北野武論)



 『アウトレイジ 最終章』公開に合わせて刊行された『映画監督、北野武。』(フィルムアート社)に次の文章を寄せました。原稿のためにこの夏、北野武ビートたけしの映画17作品を順番に観ていましたが、大学生の時に『あの夏、いちばん静かな海。』と『ソナチネ』に人生に食い込む衝撃を受けた人間としては、至福の時間としか言いようがありませんでした。


  ◆「地球外的な笑いについて――北野武論のためのノート」(27枚、『映画監督、北野武。』、フィルムアート社、9月30日)


映画監督、北野武。

映画監督、北野武。



 この夏は同時に松本人志論も書いていました。松本氏のことは好きでも嫌いでもないけれど、その空虚で何もない凡庸な空っぽさのこと、その不気味な笑いのことが気になっていたのです。映画批評としてそのことを書きました。70枚程の批評文で、そのうち『シネ砦』という映画批評誌の2号に掲載されるはずです。