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児童期・青年期の成長の過程で、家族状況の変化などに伴い、行動の障害があらわれ、継続・悪化し(他害を含む警察沙汰など)、行き場がなくなっていき、家族も疲弊し、最後は精神病院/入所施設へ入る他なくなる、という「パターン」に幾つか遭遇した。家族が本人の「障害」を(葛藤しつつ)受け入れられず、専門機関との繋がりが児童期を通してなく、また継続的な投薬への不信感が強い、などの「傾向」について、思わされるところもあった。過去にヘルパーでじかに入った人の顔も思い出される。今後、親が倒れたらそうなるのかなと思われる人もいる。例えば、強度行動障害と呼ばれる人々への支援は「施設」関係者の声から始まったようだけど、今後は(も)、ヘルパー事業所も含め、「地域」での綜合的な支援の意味が大きくなる気配がある。佐藤幹夫さんは、行政が、障害当事者が「地域へ出て行くこと」と「法を犯すなどした障害者を取り締まること」を同時に進めていることの矛盾と危うさを述べている。危うく、難しい領域なのだと胸が苦しくなる。
行政が福祉系のNPO法人に期待するのは、「協働」「パートナーシップ」ではなく、「下請け仕事」であり「アウトソーシング」なのだな、と改めて痛感するような話をいくつか聞いた。やれん。