2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

欲望について

このわたしの欲望はある部分、生物的本能的なものであるし、ある部分、社会的に構築されたものでもある。「人間の欲望は必ず○○の傾向を持つ」とは単純にいえない。ところで、欲望は、社会や他者の影響や操作によって駆り立てられる部分があると同時に、自分…

性暴力化する社会

引き続き、子どもポルノについて。 森岡正博氏の愚直な提言は、考えるに値する。 《それは社会のロリコン化についてである。現在の日本のテレビや雑誌やインターネットには、女の子たちを性的な視線で眺め回すような商品がたくさん出回っていて、数多くの大…

ALS・自然死・家族介護

http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B4%B5%BC%D4%B3%D8 『現代思想』2008年3月号(特集・患者学)に、「ALS・自然死・家族介護――いちヘルパーの小規模な日常から」という文章を書きました。地味で小粒でしかも未成熟ですが、自分的には割と大事な文章…

視覚障害者の外出先/川崎市が事業者に情報収集指示

はいはい。視覚障害者だけではありません。 身体・知的の障害児者のガイドヘルプ(地域支援事業)もそうです。今も当然実施中です。 ちなみに最初は、記事にも「当初は訪問先を写真に収めて証拠にすることを市が事業者に求めていた」とあるとおり、現地で本…

不登校再考――「学校に行かなかった/行けなかった」声はいまどこで響いているのか

フリーターズフリーのウェブ上に ◆梶屋大輔&山下耕平&生田武志&栗田隆子「座談会 不登校再考――「学校に行かなかった/行けなかった」声はいまどこで響いているのか」 がアップされました。 http://www.freetersfree.org/20080106_futokosaiko.htm ご覧下…

各団体・個人の要望書、提言など

◆「賛同を求める要望書の原文」(2003年1月○○日)、http://picnic.to/~ami/repo/k_i_siryou.htm ◆NGO連絡網AMI「「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び保護等に関する法律」の改正に向けた意見書」(2003年1月22日)、http://picnic.to/~ami/r…

児童虐待対策の民営化?

2008年4月から始まる市の単独事業で、基本的には一障害者ヘルパー事業所である自分たちの事業所にまで、児童相談所から、児童虐待対策の機能が降ろされて来ようとしている。ほんのわずかなものではあるし、はっきりとそう謳われているわけではないのだけれど…

協同労働の協同組合をワーキングプア対策に?

法制化の可能性は五分五分、と言われていたけど、ちょっと変な流れになってきた。協同組合は伝統的に失業者対策/失業者の自主的雇用創出の面をもつので、おかしな話ではないのだけれども、少しきな臭くもある。 協同組合の法制化もまた、「行政からの補助金…

障害者の生存権と介助システムを検証する

2008年3月8日、下記のイベントにシンポジストとして参加することになりました。 第22回国際障害者年連続シンポジウム 障害者の生存権と介助システムを検証する =障害者の完全な社会参加への道のり= http://www.arsvi.com/2000/080308.doc(ポスター) 基…

東浩紀の「児童ポルノの単純所持禁止問題」への違和感

【追記】font-daさんの→http://d.hatena.ne.jp/font-da/20080214/1202980795が、ずっと優れた東記事へのコメントをすでに書かれていた。そちらを参照して下さい(2008年2月20日)。 以下、メモ。 まず東は擬似こどもポルノの全面禁止の問題【C・2】につい…

非モテ・メンズリブ・エロマンガについてのノート

非モテについてちゃんと考えるためには「非モテとは何ぞや?」という問い方だけではとてもダメだとわかったので、少し前から、ウーマンリブ/男性学/メンズリブなどについてちょこっと調べていた。 ご存知のように、非モテについてはすでに一定の研究(?)…

社会的企業/NPO/協同組合とか、その辺のこと

http://d.hatena.ne.jp/dojin/20080210/p1 http://d.hatena.ne.jp/lessor/20080210 http://totutotu.seesaa.net/article/83448488.html dojinさんにトラックバックを貰ったので、少し。 自分は、lessorさんやとみたさんのように学問的にNPOを勉強しかつ自…

『大谷能生のフランス革命』

ついに刊行のようです。 杉田もどっかでしゃべってます。 菊地さんのアオリが…。大谷能生のフランス革命作者: 大谷能生,門松宏明出版社/メーカー: 以文社発売日: 2008/03/06メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 323回この商品を含むブログ (78件) を見る 1…