2005-01-01から1年間の記事一覧

chiki氏のコメント、再び(9月16日)

「自己決定(選択自由)を認めない自己責任論/かくも不自由な新自由主義」(http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20050916/p2) 優先順位(プライオリティ)が言われる。「ものごとには優先順位があって、最大多数の最大幸福となる部分から解決していくべきだ」…

フリーターに関する20のテーゼ

【1】日本型のフリーター労働者は、ある種の「階層」である。 【2】1980年頃から、国際的に若年不安定労働層が大量に生み出され、今も増加し続けている。 日本型フリーターは、働きながら潜在的には永続的な失業状態にある。フリーター/ニート/ひきこも…

http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20050910

第2回川崎でのグランドデザインを考えるセミナー

本日セミナーが開催された。ここ数日は、資料作成や事務連絡・事前準備に奔走。入場者は少なめだったが、内容は素晴らしかった。今は静かな充実感に満ちている。この場でもまた色々報告したい。

攻殻機動隊

テレビシリーズの『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』をDVDで寝しなに見てます。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/series/-/88567/dvd/ref=pd_iis_1/249-4212277-7609968

小林秀雄「様々なる意匠」(昭和4年4月『改造』)

小林秀雄の文章は、主に学生時代、人並みに読んできたが、小林の批評について何かを書こうという欲求は湧かなかった。 久々に読んでみた。 全体を通して、極度に凝縮されたこの批評文の、一種なげやりな感じに驚いた。逆説やイロニー、「搦手から」の軍略は…

わがまま?

http://d.hatena.ne.jp/jasmine156/20050903を読んで。 返信にはならないけど、少し思ったことを書きます。 あるひとのある行動が、「障害特性」か「わがまま」か。変えられない・変える必要のない・変えるべきではない部分か、変えられる・変えたほうがたぶ…

http://d.hatena.ne.jp/erohen/20050130 半年も前に、『エフェメーレ』2号の丁寧な感想を書いてくれている方がいたと、今日気付いた。長いこと気付かず、申し訳ありません。そしてありがとうございます。

ある怒り

ある障害者サポートNPOで働く人から、次のような話を聞いた(杉田語に変換してあります)。 ――久々に頭に来た。給料が漸次さがると。福祉予算削減と共に仕方ないと(本当にそうか、疾しさなくそう胸を張って言い切れるのか)。自分の生活と障害当事者の生…

ある知的障害者入所施設で自閉症・強度行動障害の人の専門的支援を行うKさんを呼び、学習会。自分の勤める法人の人6名もまねいた。 とても沢山のことを考えさせられた。Kさんの話から自分が考えたこと、思ったことを書く(以下Kさんの意見をそのまま書く…

ALS患者の立候補

x0000000000さんのページ(http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20050829/p3#seemore)から。 http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/archive/news/2005/08/20050824dde041010014000c.html <衆院選:性同一性障害、難病… マイノリティー候補も続々> ◇…

小泉義之「無力な者に(代わって)訴える」(『別冊情況』2005年9月「レーニン〈再見〉」)

すごい。哲学はこうでなくちゃ。読んでみて下さい。 天皇主権も国民主権も根は同じであり、「憲法」の存在自体に無能力(disability)への排除がある、と明晰に書く。13条(幸福追求権)や25条(生存権)だろうと同じであり、それは無能力者を排除し、「…

9月10日の第2回セミナーの準備を日々少しずつ。資料、アンケートなど、全然未整備。焦る。 今日は、職場の事務所にて、セミナーの発言者の一人が属する、マイライフ・カワサキ(脳性まひ者を中心とする当事者団体)の会合の場に混じり、セミナーの打ち合…

自閉症の支援法に関する総論・概論的なテキストはないのかな。客観的な記述は難しいかも。子供達との直接の関係がベースにあるから、どこにもコミットしない無色透明な「方法論」なんて、ない。なさそう。派閥的なドロドロも生じやすいとか。それはそうだ。…

読書中

ふむふむ。 図解 山田真哉の 結構使える! つまみ食い「新会社法」作者: 山田真哉,宮崎剛,緒方美樹出版社/メーカー: 青春出版社発売日: 2005/07/23メディア: 大型本 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見る

読書中

自閉症・行動障害関係の本をまとめて購入した。支援の「方法論」を肯定するにせよ否定するにせよ、とにかく勉強から。 まずは。自閉症と行動障害―関係障害臨床からの接近作者: 小林隆児出版社/メーカー: 岩崎学術出版社発売日: 2001/09/20メディア: 単行本購…

これらの人間には、生きようとする意志も死のうという意志もない・・

立岩真也は、尊厳死・安楽死思想の根っこに、「自分の身体を自分で統御できないから」「他人に迷惑をかけるから」という圧力を見ている。では、あの「働かざるもの食うべからず」という労働観は、尊厳死・安楽死的な圧力と、どう関わり、どう関わらないのだ…

http://www.hajou.org/hajou/cm68/cm68paper.pdf(2004年で祭りは終った) http://www.hirokiazuma.com/blog/(情報自由論出版中止について) 知的教養の違いは全く度外視すれば、くだらないお祭り騒ぎとその後の弛緩・迷走・停滞、は全然他人事ではなく…

メモ(消費者主権とノンポリ性)

フィルタリングやカスタマイズが、いわばメディア空間を、発信者の論理ではなく、受け手の、すなわちメディアの「消費者主権」を強化することは明らかである。昨今では私たちは、情報の内容のみならず、それをいつ、どのような場所で視聴するかという点につ…

購入

http://www.nippyo.co.jp/maga_kokoro/hm123.htm

研修

この忙しい時期、しかもガイドヘルプの集中する土日!(27・28日)に、以下の研修に参加することに・・(→http://www31.ocn.ne.jp/~sakurakai/nichi0508.pdf)。同僚の視線が刺さる。でもどうしても行きたいのだった。

古谷実の作品に漲るゆるせなさについて

大澤信亮氏の『マンガ・イデオロギー』第5回「悪あるいは実存のトラジック・コミック」を読んだ。思うところがあった。古谷実の作品に漲るゆるせなさについて。の、短いノート。 大澤氏は古谷作品の笑いと悪の関係を問う。だがまず、ぼくは社会学的な悪と実…

不安・沈着・絶望

格差や勝ち負けが拡大すると述べ「不安」を煽る人々が一方にいて、他方に、不安のアジテーション自体を批判し「現実は明るくも暗くもない」「希望も不安も共に虚妄」と述べる人々がいる。不安のインフレとその結果生じる野蛮で排他的な暴力の熱が圧倒的にひ…

転送します。*1 明石洋子です。皆様にはbccにて送信しています。 生放送まであと1週間、撮ったフィルムで、どの場面がどのような形で、当日映像で流れるのかもわからず、ぶっつけ本番なので、はらはらドキドキです。日本の皆様に自閉症および発達障害を…

平時の、いわゆる全体主義ではない優生学

基本的な点を再確認。メモ。身近さについて。立岩真也&市野川容孝の対談「障害者運動に賭けられたもの」では、優生学・優性思想が(1)戦中期に限られず「戦後」の思想でもあり、(2)国家主義と必ず直結するわけではなく、民間の自発的な市民運動や個人…

福祉関係者はとっくにご存知かと思うが・・。シルバー新報(http://www.silver-news.com/silver/newest.html)より。 介護職員基礎研修カリキュラム 新規就業者は500時間 厚生労働省は、二○○六年度から現行のヘルパー研修を見直した「介護職員基礎研修」を導…

昨日、夏の家のB日程が終る。充実。すばらしい3日間。ストリートダンスをやってる若いボラさんが中心で、自発的に動いてくれ、その素晴らしさ。障害者を上から見るとか下から見るとか、対等とか、同じ人間とか、そういう話も馬鹿馬鹿しくなるほど、すうっ…

地道な日々

先週からALSの人のサポートに入ることに(色々悩む)。 また先週から2泊3日のお泊り会「夏の家」×3に参加(いちスタッフにすぎないけど)。 9月10日(投票前日!)開催の第2回グランドデザインセミナーの準備・企画(切迫中)。 あと日々業務。 フ…

日本尊厳死協会ホームページ(http://www.songenshi-kyokai.com/)に、最近の尊厳死法制化に向けての動きが紹介されていた。 ●「立法化についての請願書」提出 ・・・2003.12.8 「厚生労働大臣宛請願書」および「尊厳死に関する法律要綱案」提出 ●「立法化に…

稀少難病のひと(とその家族・同居人)のご家庭を久々に訪問。稀少難病とは、通常の難病(特定疾患)にならず、どこにも位置づけられないタイプの難病のこと。診断名は無いが、からだの各部分に障害や不全がある。だから本人の状況がトータルに伝わりにくい…