2007-01-01から1年間の記事一覧

フリーターの「希望」は戦争か?

下記のイベントに参加させていただくことになりました。 http://www.kotolier.org/ann/ 当日は、『フリーターズフリー01』の先行販売も行なう予定です。 どうぞよろしくお願い致します。 ★フリーターの「希望」は戦争か? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…

中村珍『チェリオ』にグッときた

ヤングジャンプ(07/5/24号)が「めざせ!働王」という特集を組んでいる。 プロレタリアマンガ?のポテンシャルにはすさまじいものがあるはずだってずっと思っていて。 友人から薦められて中村珍さん(21歳女性)の『チェリオ』という読切マンガを読んだ。…

FFのウェブ

仮ウェブが出来ました。 http://freetersfree.org/ 先日の自由と生存のメーデーの時に配ったチラシもアップされています。 そのうち本ウェブに更新されます。

あんぱんまんと分配的正義

あんぱんまんの絵本を幼い頃に読み、なにか不吉な凄みを感じたことのある人は多いんじゃないか。 アニメのアンパンマンの歌詞の「暗さ」も気になってた。 http://takoweb.com/~mebi/text/2006/anpan.php 歌い出しからして「なにが君のしあわせ/なにをしてよ…

『フリーターズフリー』1号

まもなく専用ウェブも出来るので、本格的な宣伝はそちらに譲りたいが、『新現実』VOL.4にフリーターズフリーの交換広告が載ったこともあり、いくつか問い合わせを頂いているので、生田武志ホームページにもアップされているチラシ用の広告文を掲載しておき…

『嫌われ松子の一生』

『嫌われ松子の一生』をDVDで。嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2006/11/17メディア: DVD購入: 2人 クリック: 91回この商品を含むブログ (435件) を見る 「女であること」を直情的に生き切ろう…

ナイト・シャマラン『レディ・イン・ザ・ウォーター』を

DVDで。レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2007/01/26メディア: DVD購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (72件) を見る うーん…。って感じ。 ここまでストレートに自分の「隠された…

是枝裕和『花よりもなほ』

花よりもなほ 愛蔵版 (初回限定生産) [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2006/11/24メディア: DVD購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (33件) を見る そういえば、少し前にDVDでみた是枝監督の『花よりもなほ』がさくっと面白か…

殺し合いの螺旋/小さく弱い者

『バガボンド』25巻を読む。 吉岡編から武蔵は「天才」になってしまった。天才と凡人は「わかりあえない」。コミュニケーション自体がもう成り立たないのだ。吉岡編から、『バガボンド』のディメンションが少し変わったように思う(中上健次の『地の果て至…

『蟲師』

連れの『蟲師』(8巻まで)を読む。五十嵐大介の時も感じたけど、こういう「生命観」には大事なものがあるって思う。ギンコの蟲師としてのお師匠さんみたいな女性は、自分の夫と子どもを蟲に取り込まれ、永久に失ってしまう。自分も片目を失い、命が尽きる…

「できる」と「できない」は対立しない。

続きを、少し。 ……しかし、「姥捨山問題」という言葉から思い浮かべるイメージがそれぞれ違うので、難しいですね。 以下、単なるメモ。とりあえず頭を整理。 「決定」の水準だけで考える。「条件」(「行動障害の子どもを入所施設に入れるか」「障害のある子…

優生学・家族負担・尊厳死

単なるメモです。 以下を読んだ。 ◆堀田義太郎[2004]「障害の政治経済学が提起する問題」、『医学哲学・医学倫理』、第22号、pp. 37−46 ◆堀田義太郎[200508]「遺伝子介入とインクルージョンの問い」、『障害学研究』第一号、2005年8月、障害学会 ◆堀田義太郎…

続き、少し。

――問題は「戦争を希望する」云々の箇所にはない。必要なのは経済格差の是正なのだ。そこを見落としたまま赤木氏を批判することは無意味であるばかりか、断絶をさらに悪化させ、固定してしまう。 たぶんこれは正しい。哀しいほどに。 「赤木氏を強いる気分の…

ALSのひとの小規模なヘルパー経験から少し考えてみました。

以下の記事を読んだ。 生きている脳http://blog.m3.com/Visa/20070308/2 過剰で貧困な想像力http://d.hatena.ne.jp/dojin/20070317#p1 天国へのビザはいらない──尊厳ある生こそを求めるhttp://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20070325/p1 ロックトインを「地獄」と…

東浩紀+北田暁大『東京から考える』

東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)作者:浩紀, 東,暁大, 北田NHK出版Amazon ここまではその光景について「ジャスコ的」という固有名が出され、どことなく否定的な印象が付されていたけれども――そしてまた実際にそれを否定する議論も多…

五反田団『いやむしろわすれて草』

五反田団の『いやむしろわすれて草』を見た。東大駒場前のアゴラ劇場。2004年10月初演の再演。 『家が遠い』『おやすまなさい』とかの「いかにも五反田団っぽい」(?)作品ではなく、きちんとした物語の骨格がある。『おやすまなさい』の後だったので、意図…

切りきざまれる胎児を凝視する中で

1970年代前半の青い芝の会やウーマンリブのことをちょこっと調べていて、田中美津が繰り返し口にする「子殺し」のことがずっとひっかかっていた。当時の優性保護法改悪への対抗運動の文脈でも、田中の「子殺し」への独特の拘泥は、賛否両論を招いたらしい。…